SEO対策動向レポート[2016年3月度]

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2016年08月23日

1ヶ月間35,000件のスパムレポート受領

2016年3月1日、米サンノゼで開催されたSMX Westで、Google社員のRincon氏がウェブスパムに対するGoogleの取組について公演しました。

利用者がウェブスパムを発見した場合、スパムレポートのフォームからGoogleへ直接報告することができます。Rincon氏によるとGoogleが毎月受け取るレポート数は約35,000件。(一日1,200件くらいの計算です)
そのうち80%(28,000件)が実際にスパムサイトであり、65%(22,000件)に手動で対策を施しているそうです。

報告されたスパム手法がすでにアルゴリズムによって対応されているケースも少なくありません。
例:隠しテキスト・不正なリンク操作etc・・・

スパムレポートへ記載をする際、以下の点に注意が必要です。
・サイトのドメイン名を記載するのではなく、問題のURLを記載することで該当ページの問題を検証しやすくなります。
・どういうスパムを行っているのかを「チェックボックス」を使用し明確にする必要があります。

■【スパムレポートとは】
WEB上にはありとあらゆるスパムサイトが存在します。
検索エンジンは、できる限り検出できるようアルゴリズムの改善を行っていますが全てを排除出来ていません。
そのため、ユーザーからのスパムレポートを用意することで「検索結果の品質向上」はもちろんのこと、「良質なサイト」の適切な評価につながっています。

報告するサイトの基準として、「有料リンク」や「マルウェアページ」、「個人情報を公開」しているページなどが当てはまります。
また、自分のサイトを不正にコピーされた場合、デジタルミレニアム著作権法に従って意義を申し立てることが可能です。

■【まとめ】
スパムレポートは、不正なランキング操作を行っているサイトをGoogle側へ通知する唯一の手段です。
過去に不正なSEOとして「スパムレポートを悪用したランキング操作」を紹介しましたが、正しい使い方を行うことで悪質なサイトは検索結果から表示されません。

企業から提供された商品をブログでレビューする際のベストな選択

次の場所にリンクするよう企業がブロガー又はアフィリエイトサイトに要請する場合があります。

【リンクの種類】
1.企業のサイト
2.企業のソーシャルメディアアカウント
3.商品を販売しているオンラインストアのページ
4.商品のレビューを掲載しているレビュー又はサービスのページ
5.アプリストアに掲載されている企業のモバイルアプリ

上記のようなリンクは自然リンクではなく、意図的にリンクが発生しています。
このようなリンクに対しては、本来全てnofollow属性で対応する必要があります。
nofollow属性を使用することで、企業側からの依頼・役割を果たすことができます。

また、国によってはスポンサーの開示を義務付けた法律が存在します。
開示情報はどこに表示しても構いませんが、ユーザーに見てもらうためにもサイト上部に配置するのが有効です。

【企業側がレビューなどの記載依頼を行う行為】
オンラインマーケティングの手法の一つとして、企業がブロガーやアフィリエイトサイトに無料で商品を送付し、ブログやサイト内で紹介してもらうケースが最近増えています。

商品やサービスを受け取る見返りとして、PageRankを転送するようなリンクを設置することは「リンクプログラムに関するGoogleのガイドライン」に違反する形になります。
※形は異なりますが、リンクを売買する形や相互リンクの意味合いと準じます。
(相互リンクの場合)
例:リンクをAからBに提供する⇒お礼にBからAにリンクを提供する

【まとめ】
故意的ではなかったとしても、PageRankが流れる形でのリンク設置はGoogleからスパム扱いを受ける可能性があります。
Nofollow属性などを活用し、対応する必要があります。

モバイルフレンドリー強化へ

昨年、Googleはモバイルフレンドリーアップデートを行い、モバイルフレンドリーに対応しているページの「掲載順位を引き上げる」アルゴリズムを導入しましたが、2016年3月17日のGoogleのブログ内において5月からランキング要素の効果を高めるアップデートを行うことを発表しました。

前回同様、「掲載順位」にも影響するという記載がありますがどの程度の影響力を与えるかは不明です。
※昨年の導入時は大きな変化は見られませんでした。
そのため、現在モバイルフレンドリー対応が出来ていないサイトについては、5月までに対応していただくことをオススメします。

今回のアップデートはGoogleによると、「既にモバイルフレンドリーの対応を完了している場合は影響しませんが、対応していないサイトについては影響する」という見識を示しています。

ただし、段階的にアップデートを行うためサイトの掲載順位が直ちに大きく下がるということにはなりません。

【モバイルフレンドリーとは】
モバイルユーザーに適したページを表示しているページを意味します。
モバイルフレンドリーとして検索エンジンに認識されたページは[スマホ対応]と記載されたラベルが検索結果に表示されます。

モバイルフレンドリー対応の条件として、以下の点に注意する必要があります。
・携帯端末では使用できないソフトウェアなどを使用してはいけない
・ズームしなくても判読できるフォント・サイズを使用していること
・コンテンツのサイズが画面サイズと一致していること
・目的のリンクを簡単にタップできるよう、リンクが十分に離れた状態で配置されている。

【まとめ】
モバイルフレンドリーは、ユーザーのモバイル使用率が増えたことで対応するようになりました。
ユーザーの利便性を考えるとモバイルにより一層力を入れる必要があります。

多言語による第一回 AMP NewsLab開催

AMPの最大のメリットは、サイトの表示速度が格段に向上するという点です。
たとえば、日本からイギリスにある新聞社の記事を閲覧する場合、AMP対応していない場合はイギリスのサーバーから情報が届きます。
しかし、AMP対応のページの場合各国のサーバーのキャッシュを叩いて表示させることができます。
そういった要因が接続速度の向上にも繋がります。

●AMPの現在とこれからの展開
2015年10月
GoogleBlog内でDeveloper Preview発表
2月24日
GoogleにおけるAMP表示開始-現在はTopStoriesのみ
これから
他プラットホームのAMP対応

※AMP対応をすべきかどうかについては、静的なコンテンツであれば対応することをおすすめします。例:情報系コンテンツやニュース系コンテンツといった「読む」ことを第一としたコンテンツはJS等を使用する必要性はありません。

検索エンジンを利用するユーザーのうち、サイトの起動時間が3秒以上かかる場合40%のユーザーがー断念し、直帰率として数字に顕著に表れているデータから表示速度・直帰率を改善するために導入されました。

AMPが必要としている要因は、「早い」「実装が簡単」「モバイルフレンドリー」「マネタイズが可能」という点です。
また、AMPページはAMP-HTMLで作成するため、通常のHTMLページより表示速度は4倍向上し1/8のデータ量で起動することができるとPinterest内のブログで記載されています。

AMPはGoogleが最も力を入れている分野の一つです。
静的な情報コンテンツであれば、ユーザーのニーズにマッチするためAMP対応を推奨します。